エビデンス全般

新型コロナ第2波 と リアルワールドエビデンス

こんにちは。E太郎(Evidence太郎)です。
今回は「新型コロナ第2波とリアルワールドエビデンス」について、です。

Verilyが、新しい企業向けサービスHealth at Workを発表しました。COVID-19に関する種々の検査結果を一括してダッシュボードに組み込む、というようなサービスです。

毎日の症状や曝露を報告するために使用するアプリです。このアプリが従業員に提供され、具体的には「仕事に行く/来るかどうかをアドバイス」するようなメッセージが、このアプリ内で送付されるそうです。また、各企業は自社独自の基準を組み込んだり、行政の出す最新の公衆衛生的な基準を新たに組み込んだりするようなカスタマイズもできるとのこと。

先日記事にした「健康予報」に近いことが、まずはCOVID-19のリスク管理のために、企業向けサービスとして世に出ることになるようです。

日本でも既に「第二波」への警戒が強まっていますが、いつまでも「万が一に備えて、自粛する」ようなことを続けるわけにはいきません。そうした場合、各企業は「何らかのシグナルを独自に発見して早期対策を打てるようにしておく」ことが必要になってきます。ある意味、災害対策に近いでしょう。そのようなニーズの高まりがあるため、Verilyの打ち出したHealth at WorkはCOVID-19にとどまらず、今後、未知の感染症が出てきた時などにも応用可能なビジネスモデルと考えられます。

ここから先は私見ですが、今後、こうしたサービスはまた複数出てくるでしょう。そして、「早い者勝ち」の法則にも一定程度従うはずです。ただ、早さ以外に差別化ポイントとなるのは「検査会社または検査機関との連携」になると予想します。民間検査会社、公的な検査機関のいずれと連携を強めると良いかは目的次第とは思いますが、自由度の高さ、スピード、収集データの活用の幅、事業継続性等を考慮しながら連携が進んでいくでしょう。

 

それでは、また。

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