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人生を経営戦略で考える?
「あなたは人生というゲームのルールを知っていますか?」
唐突かもしれませんが、企業に対して用いられてきた経営戦略を、意識的に自身の人生にも応用してみると、人生の見え方が変わってきます。
「仕事ばかりでプライベートが悲惨な状態…」
「40代で中年の危機にぶつかった…」
「自分には欠点だらけで自分に自信が持てない…」
こうした人生のさまざまな問題に「経営学」で合理的に答えを出そうとすると、まったく新しい生き方が見えてくるでしょう。
今回は、「人生を経営戦略で考える」ことについて考えていきます。
人生における「立ち位置」を考える
あなたは今、人生という大きな舞台のどのあたりに立っているでしょうか?
ここでは、人生を4つのステージに分けて考えていきます。
- 人生の春:誕生から20代
- 人生の夏:20代から40代
- 人生の秋:40代から60代
- 人生の冬:60代以降
それぞれのステージで、私たちは異なる役割を担い、社会や周囲に異なる貢献をします。
たとえば、「夏」のステージであれば、社会に出て仕事や家庭で責任を担い、自己実現を目指す時期です。
しかし、ステージが変われば、役割や貢献も変わります。
「秋」のステージでは、後進の育成や社会貢献に力を入れるなど、次のステージに向けて準備をする時期になっていくでしょう。
このように、人生の四季に応じた自分の立ち位置を理解し、それに合った戦略をとることが大切です。
自分の「人的資本」と「社会資本」を意識する
経営戦略では、企業が持つ資源を「資本」として捉えます。
同様に、人生においても、私たちが持つ資源を「資本」として捉えることができます。
- 人的資本:知識やスキル、経験など、自分自身の能力
- 社会資本:人的ネットワークや信頼関係など、社会とのつながり
これらの資本は、人生の各ステージで求められるものが異なります。
たとえば、「夏」のステージでは、仕事で成果を上げるための専門知識やスキルが重要になります。
一方で、「秋」のステージでは、後進を育成するための指導力やコミュニケーション能力が重要になるでしょう。
自分の人的資本と社会資本を意識し、次のステージで必要となるものを蓄えていくことが大切です。
「キャリアのつなぎ目」で失敗しないために
人生における大きな失敗は、しばしば「キャリアのつなぎ目」で起こります。
ステージが変わる時、役割が変わる時、私たちは新しい人的資本や社会資本を必要とします。
しかし、それに気づかずに「今までこれで上手く言っていたからの」と従前のやり方を続けていると、環境が求める役割や期待に応えられなくなり、社会資本を失ってしまうのです。
20代で活躍した人が、その後伸び悩んでしまうのは、この「キャリアのつなぎ目」で失敗している可能性があります。自分と周囲の変化の兆候をいち早く察知し、必要な準備をすることが大切です。
まとめ
人生を経営戦略で考えることは、自分の人生を主体的に生きる上で非常に有効な手段です。
本記事を参考に、ぜひ一度、ご自身の人生を経営者の視点で考えてみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。