オンライン診療を提供している会社はいくつかありますが、そのうちの一つ、メドレーについてみていきます。
メドレーが提供している医療介護関連のサービスは主に5つです。
- クラウド診療支援システム「CLINICS」
- オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」
- 調剤薬局窓口支援システム「Pharms」
- 患者のための医療情報サービス「MEDLEY」
- 納得できる老人ホーム探し「介護のホンネ」
順番に見ていきましょう。
Table of Contents
医師向け:クラウド診療支援システム「CLINICS」
診療業務の効率化を主な目的としたサービスとうたわれています。
予約から診療、電子カルテへの記録、レセプト処理までを一貫して管理できるようにし、診療業務を効率化するというもののようです。
クラウド診療支援システムCLINICSは、さらに3つのサービスに分解されます。
- CLINCS予約
- CLNICSオンライン診療
- CLINICSカルテ
医師向け:クラウド診療支援システム「CLINICS」
CLINICS予約
インターネット上で予約する機能です。
空き時間がカレンダー上で表示されるため、患者側は医療機関の空き状況を視覚的に把握でき、空いている部分に予約を入れられる、という仕組みです。
医療機関側は、患者側で入力された予約状況をカレンダー表示するなどして一覧でみられるわけですね。
CLINICSオンライン診療
患者側は、CLINICSアプリを通じて予約をし、スマートフォンでオンライン診療を受ける、という仕組みとされます。
CLINICSアプリにクレジットカード情報を登録しておき、会計はそのクレジットカードを通じて行われます。
保険証の画像や、明細書のPDFをCLINICSアプリ上で患者と医療機関の間でやり取りできると紹介されています。
CLINICSカルテ
CLNICカルテの大きな特徴は「オンライン診療アプリやCLINICS予約と連動している」ことと、「レセプトソフトORCAを内包している」ことでしょう。
CLINICSオンライン診療アプリやCLINICS予約と連動していることで、患者側の予約入力状況がリアルタイムでスケジュールに反映され、予約状況の管理にかかる負担が軽減されるということですね。
予約管理システムと電子カルテシステムが別々だと、それぞれの内容を見比べる必要があるので、その負担が減るだけでもだいぶメリットがありそうです。
患者向け:オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」
おもに患者さん対象のサービスがオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」ですね。
- 24時間予約可能
- 問診票をアプリ上で回答、保険証などもアプリから提出可能
- アプリ上でビデオチャットを実施
- クレジットカード情報を登録し決済
- 処方箋データをアップロードし、調剤薬局へオンライン服薬指導を申し込むことが可能
要するに、オールインワンのアプリということですね。
当然ながら、CLINICSというサービスに対応している医療機関や調剤薬局でないと使えませんが、対応する施設が増えるほどその威力を発揮していくでしょう。
患者向け:オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」
薬剤師向け:調剤薬局窓口支援システム「Pharms」
調剤薬局向けのサービスがPharms、という位置づけのようですね。
前述のオンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」を通じて患者さんはオンライン服薬指導を申し込むことになりますが、その依頼を受ける側の調剤薬局が使うシステムがPharmsとなる、という具合です。
オンライン服薬指導をPharms上で行うことに加えて、処方箋のインターネット受付、支払い処理、薬剤の発送といった部分も含めて、調剤薬局側で行う様々な業務を処理するシステムといえるでしょう。
薬剤師向け:調剤薬局窓口支援システム「Pharms」
患者のための医療情報サービス「MEDLEY」
実際にMEDLEYのウェブサイトをご覧になるのが早いですが、症状・病気・薬・病院について調べるための検索サイトです。
医師とともに医療辞典を作成するプロジェクト、ともうたわれています。
最新の医療情報についても、MEDLEYニュースとして配信されており閲覧できます。
患者のための医療情報サービス「MEDLEY」
納得できる老人ホーム探し「介護のホンネ」
その謳い文句のとおり、老人ホーム探しに特化した検索サイトのようです。
認知症のQ&A、在宅介護のQ&A、介護施設のQ&Aなど、いざその状況になった時になかなか調べるのに骨が折れるであろうQ&Aもまとめられています。
納得できる老人ホーム探し「介護のホンネ」