2023年現在、日本各地の大学において「データサイエンス系学部」の新設が相次いでいます。
一橋大学を含め2023年春に少なくとも17大学で誕生する見込みで、「データサイエンス系学部」の定員は、日本全体で約1900人増加することになります。
背景には、デジタル人材育成が他国より遅れており、早急な対応が求められていることが挙げられます。
日本政府が2019年に試算した結果では、企業のシステム部門やAI関連業務のための人材が、2030年時点で最大約79万人不足する見込みです。
とはいえ、果たして高い実践力を有する人材を育成し世の中に輩出することが出来るのか、が気になるところです。
2023年の注目・一橋大学
一橋大では、「ソーシャル・データサイエンス学部(定員60人)」を開設され、一際注目を集めています。
社会科学と融合した科目も設けられ、人工知能(AI)の専門家が講師陣に集められており、魅力的かつ先進的なカリキュラムが期待されます。
データサイエンス系各部の先駆け・滋賀大学
「データサイエンス」学部は17年4月新設の滋賀大学を先駆けとして広がりました。
今や、統計学・プログラミング・人工知能技術に関連するカリキュラムや教育課程を設けるのは、大学の競争力を高める上で重要な要素になっているのは周知の通りです。
データサイエンス系の新設学部
- 一橋大学 ソーシャル・データサイエンス学部
- 和歌山大学 社会インフォマティクス学環
- 名古屋市立大学 データサイエンス学部
- 東北学院大学 情報学部
- 順天堂大学 健康データサイエンス学部
- 明星大学 データサイエンス学環
- 亜細亜大学 経営学部データサイエンス学科
- 北里大学 未来工学部データサイエンス学科
- 東京都市大学 デザイン・データ科学部
- 神奈川大学 情報学部
- 湘南工科大学 情報学部
- 福井工業大学 経営情報学部
- 京都女子大学 データサイエンス学部
- 京都ノートルダム女子大学 社会情報課程
- 大阪成蹊大学 データサイエンス学部
- 大和大学 情報学部
- 武庫川女子大学 社会情報学部