エビデンス全般

4DINのサービス解剖!匿名加工ソフトウェア、データクレンジング、データセット整備

リアルワールドデータを使おうとする際に、ほぼ確実にぶち当たる壁の1つにデータプライバシーの問題があります。

匿名化したり、匿名加工情報に変換したりといった工夫をする必要がどこかで発生するのですが、これがなかなかやっかい。

その厄介な問題に対する解決策を提示してくれそうな会社の1つが、4DINです。

読み方はフォーディンです。

江藤先生
新しい会社で、MDVに似たサービス展開を考えているようね。ただこちらは、データクレンジングや匿名化処理に力を入れて差別化を図っていきそう。CoNaxsという製品が特許出願中で、もし特許が通ったら、データの匿名化処理の代表格に躍り出てくるかもしれない。

4DINの製品

SIMPRESEARCH:臨床情報研究プラットフォーム

研究者に簡便なリアルワールドデータへのアクセスを提供し、医療・ライフサイエンス産業における仮説検証・研究開発を促進。

  • ウェブブラウザ上で臨床情報の分析が可能
  • 多要素認証によるアクセス管理と監査機能
  • 集計値・統計結果のみを表示
  • データダウンロード不可
  • ユーザー毎に権限を設定
  • 24時間データへのアクセスが可能
江藤先生
MDVが提供しているMDV Analyzerにそっくりのサービス。

CoNaxs:匿名データへの変換サービス(特許出願中)

研究データを個人情報に配慮した匿名データへ高速・簡単に変換。

  • 年齢階層/日付/郵便番号などの匿名加工にも対応
江藤先生
今後要注目のサービス。匿名化処理を引き受けることができるようになったら、活躍の幅は相当なもの。

医療機関向けサービス

DPCデータ分析サービス

機能評価係数Ⅱ分析と対策

  • DPCデータから機能評価係数Ⅱの課題と改善ポイントをレポート
    • 6種(①データ提出係数②効率性指数③複雑性指数④カバー率指数⑤地域医療指数⑥救急医療 指数)機能評価係数を医療機関の過去DPCデータから現在の係数の算出を行い、各係数毎に評価と改善 ポイントのレポートを提供。
  • 外保連手術指数の算出
    • ⇒DPC第Ⅱ群病院への条件とされている外保連手術指数の算出を行い、下限第Ⅱ群病院指数と貴院 指数を比較し、目標値対策のレポートを提供。

院内データの活用

  • レセプト・DPC情報から「診療指標」「経営指標」の標準レポートを提供
    • レセプト情報から24種類のレポート、DPC情報から19種類のレポートを提供。
  • 他社にない添付文書データを軸としたレポートを提供
    • 禁忌、オーバードーズ、副傷病漏れなどのDPC算定に重要な指標を提供。

大規模データクレンジングサービス

  • 大規模臨床データクレンジングに特化
    • 医療情報解析サービスから得た多くのノウハウや業務提携会社保有の医療用医薬品マスタの 情報を活用し、医療統計知識を必要とする臨床データを対象とした専門の臨床データクレンジグ を行う。
    • 大学病院と提携し、より専門的は医療知識を生かす体制を有する。
  • 標準的な検査項目のデータクレンジング定義を用意
    • 臨床データベースでよく収集されている標準的な検査項目について、データクレンジング定義を用意し提供。
  • 状況やニーズに応じたサービスを提供
    • 「データクレンジングコンサルティング」「データクレンジング分析・検証」「データクレンジング」を実施。

製薬企業向けサービス

服薬アドヒアランス調査サービス

  • 調剤薬局情報+電子お薬手帳患者パネルを活用し、対象薬剤服用の患者にダイレクトにリーチ可能。
  • 服用情報、副作用情報、薬剤師による患者QOL情報など患者アウトカム情報の取得ができる。
  • 患者啓蒙用 説明資料配布、各種アンケート収集も可能。

Medi-Serve(メディサーブ)

  • 医療用医薬品の情報18000件に加え、ジェネリック薬品も含むデータべース。
  • 適応症情報からの検索、高度な禁忌チェックが行える。
  • 臨床情報、処方箋情報、副作用情報と組み合わせにより薬剤の視点で多様な分析が可能。

MediTrend(メディトレンド)

  • 調剤薬局の1300万枚の院外処方箋データベース。
  • 医薬品の処方動向などを継続的に分析し、製薬メーカーのマーケティング企画のベースとなる確かな情報を提供するサービス。
  • 均質な地域バランス(目標県別カバー率0.8%)が特徴。
  • 門前・面バランス、社会保険・国保バランスもとれている。

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