エビデンス全般

PHR周辺の用語の定義

クラウドサービス事業者

クラウドサービスを提供する組織。クラウドサービスを提供するため別の組織が提供するクラウドサービスを利用することもありうる。

オンライン診療

遠隔医療のうち、医師-患者間において情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為。

PHR(Personal Health Record)

個人の生涯にわたる医療・健康等に関するデータを時系列で管理し、本人の判断のもと多目的に活用する仕組み。PHRは、広く個人の健康に関連する様々な情報を活用する仕組みを指すが、本ガイドラインにおけるPHRは、医療情報を活用する場合を対象とする。

PHRサービス

PHRを提供するクラウドサービス。

PHRサービス事業者

PHRサービスを提供するクラウドサービス事業者。医療情報の取扱いを目的としないクラウドサービス事業者は、PHRサービス事業者には該当しないこともある。

サービス仕様適合開示書

クラウドサービス事業者が、自ら提供するサービスの仕様につき、ガイドラインへの適合状況を医療機関等へ開示するために作成するための資料のこと。

クリアスクリーン

自席のコンピュータを意図せず第三者に操作されたり画面を盗み見されたりしないための対策を指す。パスワード付きのスクリーンセーバーの起動など。

侵入検知システム(IDS)、 侵入防止システム(IPS)

侵入検知システム(IDS)とは、サーバやネットワークの外部との通信を監視し、攻撃や侵入の試みなど不正なアクセスを検知して管理者にメール等で通報するシステムを指す。 これに対して、侵入防止システム(IPS)は、検知した結果、管理者への通報のほか、アクセスを遮断する等の防御措置を取る機能をもつシステムを指す。

VPN(仮想私設網、Virtual Private Network)

不特定事業者が接続されるネットワーク上に構築された、特定の事業者間のみを接続する仮想的な閉域網のことを指す。

RAID-1又はRAID6

RAID(Redundant Arrays of Independent(Inexpensive) Disks)とは、ディスク・サブシステムを、ディスクの障害に対する冗長化、あるいは高速化する技術を指す。 RAID-1は、同一のデータを複数のディスクに書き込み、一方のディスクが故障しても、他方で処理を続行できるようにすることでディスクの耐障害性を高める方式をいう。 RAID-6は、1つのデータ・ブロックにつき、ディスクの故障時に記録データを修復するために「パリティ」と呼ばれる冗長コードを2つ生成することで、同時に2台のハードディスクが故障しても、元のデータを修復可能とする方式をいう。

無線LAN

無線でデータの送受信を行なうLANのこと。特に、IEEE 802.11諸規格に準拠した機器で構成されるネットワークのことを指すこともある。

BYOD(Bring Your Own Device)

BYODは、業務における私物利用を指すが、その範囲等については、多義的である。「組織として私物端末を業務に利用することが決定された状態で、職員が、利用を許可された私物端末(以降BYOD端末)を用いて組織が指定した業務を行うこと」等を指す。

モバイルデバイスマネジメント(MDM)

モバイルデバイス管理ともいい、企業等で従業員等に支給するスマートフォン等の携帯情報端末を統合的・効率的に管理・運営するために用いる、サーバシステムやアプリ等のツール類やソリューションサービスを指す。管理手法そのものをMDMということもある。

モバイルアプリケーションマネジメント(MAM)

携帯情報端末で利用されるアプリケーションソフトを統合的・効率的に管理する手法を指す。業務用のアプリケーションソフトやデータをプライベートな領域から隔離し、安全に利用できるようにする。例えばラッピング型あるいはコンテナ型のシステムなどの手法が挙げられる。

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