こんにちは。E-Taroです。
今回はNTTドコモとおくすり手帳について考えてみましょう。
NTT docomo
携帯電話の三大キャリアは、NTT docomo、au、Softbankですが、最近はいずれも特色がより一層際立ってきていて、もはや携帯電話事業というインフラをもとにどう展開していくかというフェーズに移りつつあるようです。
MEDIXS 2
NTTドコモは、ドコモが提供する「おくすり手帳システムサービス」と、株式会社アクシスのクラウド型電子薬歴サービス「MEDIXS 2(メディクス ツー)」を連携させることを発表しました。
既に今月半ばから稼働しているとのことです。
この「おくすり手帳システムサービス」が何を指すのか、インターネットで調べても中々見当たらないのですが、e薬Linkに対応している電子お薬手帳(一覧)で、データ保存先が「(株)NTTドコモ」となっている電子お薬手帳が全て対象となるのであれば、これはお薬手帳の勢力図を塗り替えるような大きな話になるでしょう。
お薬手帳と薬歴が繋がるとどれだけのメリットがあるのか。患者さん視点でいえば「自分の服薬状況などを薬剤師の先生に説明する手間が大幅に削減される」、薬剤師の先生視点でいえば「薬歴に割く時間を大幅に削減でき服薬指導などのコミュニケーションに割く時間へ回せる」となるでしょう。
- 薬歴への、薬剤師による手入力が大幅に削減される
- 薬歴への、併用薬の登録の手間を省ける
- 薬歴簿作成にかかる時間も削減し、短時間で正確な記録の作成に繋がる
本日時点で、リストには次の15の電子お薬手帳のデータ保存先がNTTドコモとなっています。なかなか有名なドラッグストアの名前が連なっているので、全部自社のサーバーで管理しようとするよりは、PHR (Personal Health Record) の活用の幅を広げるためにも、ドコモの「おくすり手帳システムサービス」をベースにお薬手帳を作ったほうが汎用性や将来性がありそうです。
- eお薬手帳(日本薬剤師会)
- おくすり手帳Link(NTTドコモ)
- アインお薬手帳2(アインホールディングス)
- クオールおくすり手帳2.0(クオール)
- ココカラファイン電子お薬手帳(ココカラファイン)
- サンドラッググループおくすり手帳(サンドラッグ)
- スギ薬局おくすり手帳(スギ薬局)
- あけぼの薬局グループおくすり手帳(アイリスファーマ)
- クリエイト薬局 処方せん送信・お薬手帳(クリエイトエス・ディー)
- あんしんおくすり手帳(クラフト)
- V・drugおくすり手帳(中部薬品)
- アイランド薬局グループ(アポロメディカルホールディングス)
- お薬手帳マイアピス(アピスファーマシー)
- スギヤマ薬局 電子おくすり手帳(スギヤマ薬品)
- なの花 お薬手帳(メディカルシステムネットワーク)