エビデンス全般

電子母子手帳は未来を変える?

2020年7月4日

こんにちは。E-Taroです。

母子手帳は、子供が産まれた時に自治体より渡される重要な手帳です。

記録のためだけでなく、様々な行政手続き・申請時に必要となる、「証明書」のような側面も持ちます。

また、本人ではなく保護者が管理し、必要に応じて種々の情報を追加する等という点も特徴的な部分です。

それがリアルワールドエビデンスと何の関係があるのか?ですが、学問的には「出生コホート」等という言葉が疫学や公衆衛生学の分野で用いられます。

日本でも、環境省による「エコチル調査」という大規模な出生コホート研究が進行中です。

お母さんのお腹の中にいるときから、赤ちゃんは様々な刺激を受けているのは周知の通りです。

そして、出生直後から小児期、幼児期、少年期と、数年にわたる情報が蓄積されるのが母子手帳です。

今は紙がメインですが、近い将来、お薬手帳と同様に電子母子手帳が主流になっていくでしょう。

既にサービスとしては「母子モ」のようなものが存在し、自治体によっては導入されているところも数多くあります。

共通の電子母子手帳が各自治体で導入されることで、状況は劇的に変わるでしょう。

一方で、手書きでなければ記録できない、あるいは、手書きの温かみが欲しい、という要望もあるはずです。

それらにもうまく答えながら、様々な情報の電子化および標準化が進むことを願うばかりです。

これから産まれてくる子、育っていく子の情報が、それぞれ自身の未来のために再活用されるといいですね。

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