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ガバメントクラウド対象クラウドサービス―AWS, GCP, Azure, Oracle

ガバメントクラウドとは?

ガバメントクラウドとは、政府共通のクラウドサービスの利用環境を指します。

クラウドサービスの活用により、迅速・柔軟・安全に高コスト効率のシステムを構築し、利便性の高いサービスを提供することが目的です。

中央省庁だけでなく、地方公共団体でも同様の利点を享受できるよう検討が進められています。

概要

昨今、柔軟かつ迅速にITインフラを構築することは民間や公的機関を問わず、死活問題とも言えます。

特に、ユーザー体験を向上させ、世の中の状況の変化に応じて情報システムを柔軟に変更できるような現代的なアプリケーション開発においては尚更です。

そこで、政府としては、最新のクラウド技術を活用することで、アプリケーション開発者の要求に応じて、自動・柔軟・迅速にインフラを用意できる環境を提供するための準備を始めました。

クラウドサービスが提供する高いセキュリティ可用性、そしてスケーラビリティの活用が重要になるでしょう。

加えて、ガバナンス機能とテンプレートを用いることによる以下のようなメリットも期待できます。

  • 政府全体としての管理レベルの向上
  • ベストプラクティスに基づく品質の底上げと標準化
  • セキュリティやネットワーク、運用監視などの検討省力化と設定自動化

テンプレートの活用、適切なマネージドサービスの利用、構築と運用の自動化によって、最終的にはインフラコストの削減も期待されます。

ガバメントクラウドの導入初期には幾ばくかのコストが発生することも想定されますが、時を追うごとに高コスト効率のメリットが現れてきます。

インフラコストについては、コスト削減だけではなく、導入早期からインフラコストの可視化・透明化も可能となるため、コスト評価の精度や深度も向上するでしょう。

テンプレート化により、ベストプラクティスに基づく標準的な環境を整備・提供することも効率的に行えることになります。

ゆくゆくは、政府や地方自治体のアプリケーション開発もよりモダナイズされていくでしょう。

ガバメントクラウド対象クラウドサービスの決定(2022年10月3日 公開)

2022年10月3日、令和4年度におけるガバメントクラウドの対象となるクラウドサービスが公開されました。

ガバメントクラウド対象クラウドサービスは以下に挙げる4つが公表されています。

クラウドサービス名

  • Amazon Web Services
  • Google Cloud Platform
  • Microsoft Azure
  • Oracle Cloud Infrastructure

参照

デジタル庁ホーム政策 > ガバメントクラウド

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