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解説:武田薬品工業とは?

武田薬品工業は、日本の大手製薬会社で、グローバルに事業を展開しています。1781年に創業し、現在は東京と大阪に本社を置いています。

世界約80カ国・地域で事業を展開しており、2020年度の連結売上高は約3兆円でした。

武田薬品工業の主要な製品や事業

武田薬品工業は、医療用医薬品を中心に事業を展開しています。オンコロジー(がん)、希少遺伝性・血液疾患、ニューロサイエンス、消化器疾患などの重点疾患領域に注力しています。

武田薬品工業の主要製品には、「ニンラーロ」や「エンタイビオ」、「ベクティビックス」などがあります。

また、「アグリリン」「アドセトリス」「ファイバ」「ロゼレム」、「ロトリガ」といった製品もあります。

日本国内主要製品

  • アグリリン(本態性血小板治療剤)
  • アジルバ(高血圧症治療剤)
  • アジレクト(パーキンソン病治療剤)
  • アドセトリス(悪性リンパ腫治療剤)
  • アドベイト・アディノベイト(血友病A治療薬)
  • インチュニブ(注意欠陥/多動性障害治療剤)
  • エンタイビオ(炎症性腸疾患治療剤)
  • タケキャブ(酸関連疾患治療剤)
  • トリンテリックス(うつ病治療剤)
  • ニンラーロ(多発性骨髄腫治療剤)
  • ビバンセ(注意欠陥/多動性障害治療剤)
  • ビブリブ(ゴーシェ病治療剤)
  • ファイバ(血友病インヒビター治療剤)
  • フィラジル(遺伝性血管性浮腫治療剤)
  • ベクティビックス(直腸・結腸がん治療剤)
  • ベネット(骨粗鬆症治療剤)
  • リュープリン(前立腺がん・乳がん・子宮内膜症治療剤)
  • レミニール(アルツハイマー型認知症治療剤)
  • ロゼレム(不眠症治療剤)
  • ロトリガ(高脂血症治療剤)

競合企業

武田薬品工業と競合する企業は、主に他の大手製薬会社です。例えば、第一三共、中外製薬、アステラス製薬、エーザイなどがあります。これらの企業は、武田薬品工業と同様に、医療用医薬品を開発・販売しています。

武田薬品工業は、2020年度の連結売上高が約3.2兆円で国内製薬会社の中でトップでした。しかし、コロナ禍で海外市場が伸び悩み、世界的な製薬会社ランキングではトップ10から陥落する可能性があります。

武田薬品工業に就職するには

武田薬品工業の志望動機や自己PRについて

志望動機では、武田薬品工業の事業やビジョンに共感していることを伝えると良いでしょう。

  • 世界中の人々により健やかで輝かしい未来を提供することに興味がある
  • イノベーションに立脚したグローバル製薬企業としての挑戦に参加したい

自己PRでは、あなたの強みや経験をアピールすると良いでしょう。応募職種に合わせて自分の魅力を伝えることが大切です。

  • 医療関係者向けの営業職に応募する場合:医療知識やコミュニケーション能力などをアピール
  • 研究開発職に応募する場合:専門分野や研究成果などをアピールする

医療関係者向けの営業職に応募する場合の志望動機や自己PRの例を挙げてみましょう。

志望動機の例

私は、武田薬品工業が提供する製品やサービスが、医療現場でどのように活用されているかに興味があります。特に、がんや神経系疾患などの難治性疾患に対する革新的な治療法を開発していることに感銘を受けました。私は、武田薬品工業のビジョンである「人々の健康と幸せを支える」ことに共感し、その一員として働きたいと思っています。

自己PRの例

私は、大学で薬学部に所属し、基礎医学や臨床医学などの幅広い知識を身につけました。また、卒業後は製薬会社で2年間MRとして勤務しました。その経験から、医師や薬剤師などの医療関係者と円滑にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことができるようになりました。私は、武田薬品工業で働くことで、自分の知識やスキルを活かしながら、より高度な営業活動に挑戦したいと考えています。

武田薬品工業の採用条件や選考プロセス

武田薬品工業では、新卒向けとキャリア向けの採用を行っています。

新卒向けの採用では、学部・学科・専攻は不問で、2023年3月に大学・大学院を卒業予定の方が対象です。

キャリア向けの採用では、医療関係者や研究開発職など様々な職種で募集しています。

選考プロセスは、書類選考と面接が2~3回程度で構成されています。

面接官は人事部と応募部署の部長クラスが担当します。

武田薬品工業の最新のニュース

  • 武田薬品のCFOが、シャイアーとの統合について「スピードと機動力」が鍵だと語りました。
  • 武田薬品は、デング熱ワクチンの世界展開を加速し、インドネシアとブラジルで近く販売を開始する予定です。
  • 武田薬品は、国内主要製薬5社の中で、大型品候補が少なく、次期社長レースも不透明な状況にあると報じられました。

武田薬品工業の決算情報

  • 2021年3月期の連結税引き前損益は3662億円の黒字でした。前の期は607億円の赤字でした。
  • 2022年3月期の連結税引き前損益は3520億円に減る見通しです。前期比では3.9%減です。
  • 2022年度第3四半期決算は、2023年2月2日に発表されました。

武田薬品工業の株価

  • 武田薬品工業の株価は、3月3日の終値で4180円でした。
  • 前日比では+64円、+1.53%上昇しました。
  • 52週間の高値は4319円、安値は3250円です。PER(株価収益率)は21.29倍です。

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