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認知症患者さんのデータを日本全体で蓄積!オレンジレジストリについて

2020年7月14日

こんにちは。E太郎(Evidence太郎)です。
今回のテーマは「認知症 と オレンジレジストリ と リアルワールドエビデンス」です。

田中くん
認知症、これからもより重要・重大な疾患の一つですよね
そうだな。2025年には700万人の人が認知症になるという予測もあるくらいだ。認知症にもいくつかタイプがあるが、有名なのはアルツハイマー型認知症だろうな。
加藤先生
田中くん
今うちから何か出来ることってありますか?
食事・運動・睡眠といった基本的な生活習慣を整えること。といってもそれくらいわかっているよ、ってところだろう。他に出来ることとしては、例えば日々の健康情報・活動情報等を蓄積していって、将来に活かすこと等があるだろうな。
加藤先生
田中くん
流行りのビッグデータってやつですね
流行りというか、データの蓄積と活用の流れは加速していくだろう。戻ることは考えにくいな。
加藤先生

 

今、日本ではオレンジレジストリ(ORANGE Registry: Organized Registration for the Assessment of dementia on Nation-wide General consortium toward Effective treatment in Japan)の構築が進められています。

このレジストリは、国立長寿医療研究センターはじめ、国立精神・神経医療研究センター、認知症介護研究・研修センター、厚生労働省からなる委員会にて運営されています。

  1. 長期間にわたる前向き観察研究
  2. 全国規模の認知症データの効率的な集積
  3. 研究の進捗を随時発信し、国際連携を促進

WHOなどの国際的な研究機関との連携も視野に入っていることから、このレジストリは年を追うごとに重要性を増していくでしょう。認知症領域における「プロジェクトベースライン」と考えてもよいかもしれません。

 

それでは、また。

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