こんにちは。E-Taroです。今回のテーマは biofourmis について書いてみます。
bioformis
まず、bioformis についてですが、シンガポールを拠点とするヘルスケアIT企業です。
Amgen、マイクロソフト、Philips、GEヘルスケア、マサチューセッツ工科大学、ジョンズホプキンスなど、医療やIT分野で著名な企業出身の方々から構成されています。
既にFDAからBiovitals Analytics Engineという、機械学習を用いた分析エンジンの承認を得ています。
注目すべきは、心拍数や呼吸数、身体活動のデータをリアルタイムで受信し蓄積し続けている点です。
Biovitals RhythmAnalytics と BiovitalsHF®-RPM
その前に、2019年5月には、Biovitals RhythmAnalytics という解析プラットフォームについてもFDA承認を得ており、不整脈についての分析を自動化するプラットフォームも有しています。
BiovitalsHF®-RPM というアプリは、既にGoogle PlayやApp Storeでダウンロード可能な状態です。
このアプリは、心不全の状態管理が目的とされています。
収集されたデータは、Biovitals Analytics Engine で処理され、心不全の状態をリモート管理することを可能にする、とされています。
もはや、アプリでデータを収集して、それらのデータをもとに解析する、というような二度手間は要らなくなりそうですね。
中外製薬 と Bioformis
2020年7月には、中外製薬とBiofourmisは、「デジタル技術による子宮内膜症に伴う痛みの評価法の確立を目指す」というプレスリリースを出しました。
BiofourmisのBiovitals®プラットフォームを活用し、バイオセンサーおよびAIベースのアルゴリズムを利用した患者さんの痛みを客観的に評価する新たな評価法を共同開発する、という内容です。
目的達成に向けて、120名以上の子宮内膜症患者さんを対象に、治療への介入を伴わないグローバル多施設共同観察試験を実施すると発表しています。